花を最初に「里親募集」の写真で見た時、ハッとした。

「花だって、やっと見つけてくれた―って思ったよ」
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小夏にとてもよく似ていたからだ。
そして、姉妹で捨てられていたとのことで、写真も姉妹で掲載されていた。
どちらも、まったく同じ柄(柄と言っても、全身真っ黒で胸だけが白いありがちな配色だ)だった。
今までも「かわいいな」と思うコはたくさんいたが、申し込みをしよう!と思った子は初めてだった。

そこで、連絡先のわんずぺ~すさんへ正直に思ったことを話した。 
二匹に合わせてもらって、それで決めたい。
なんて勝手な。。。
でも第一印象って、お互いに絶対にあると思っている。
私達人間だけではない。犬側にだって、絶対にあるのだ。

アニマルコミュニケーションを勉強してわかったことの一つ。
動物達は飼い主を自分で選んでいる。だ。
必ず、何らかの理由があって、今世で選んだ飼い主との生活を送っている。
我が家に来ることになっているコは、どこにいるんだろう。ずっと思っていた。

「遠いところからわざわざ飛行機乗って来たんだからー」
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私達の予定がつかず、お見合いまでの時間が数週間あった。
その間に、良いご縁が二人に会った場合はそちらを優先させて
もらって構わないという前提でお見合いの予約をした。

「かわいいから2週間後には二人ともイナイかもなー」
「二人とも良いお家が決まったら、我が家に来る子じゃなかったってことだな」
とか、いろいろ考えていた。

そして、一人はトライアルが決まったので、お見合いの時には一人としか会えないけど
それでもかまわないか?という連絡をいただいた。 
そうか、それなら残っているコが我が家に来る子なのかも!

そしてお見合いの直前。
お見合い予定だったコもトライアルが決定した。
しかし、トライアルが決まっていたコが事情があってキャンセルになったので
お見合い相手が変更になるけど、それでもかまわないか?という連絡をいただいた。
私としては、まったく問題ないので、そのままお見合いをお願いした。

「似てるから、お母さん間違えるんじゃないかって心配だったの」
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お見合い当日、小夏もお見合いに同席した。
一目見ただけで「あ、この子だ。この子がうちの子だ」とわかった。
ものすごく遠かったこと、小夏を連れて行った事で、信頼も得られたようで当日からトライアル開始となった。
帰りの車の中では、新しいコの名前を考えたり、どうやってニャンズと慣れさせようかとか
考えたり、楽しい道中だった。

そして、我が家の恒例。健康診断。
ここで思わぬ事態が起こった。
なんと、心雑音がひどいということがわかった。
超音波診断で見てもらったが、イマイチ原因がハッキリしない。
画像診断を得意とする先生の予約を取っていただき、病院へ向かう。
そこでわかったことは「先天性の大動脈弁狭窄症」だった。
「手術すれば治りますか?」
「投薬治療をするんですか?」
「どうしたら治るんですか?」
いろいろと質問してみたものの、今の状況では
「手術も投薬治療もない。治るものでもない」とのことだった。

当然、わんずぺ~すさんでも健康診断は行われていた。
しかし、発見されなかった理由は、この先天性異常の特徴の一つだった。
「生後3か月以前では、発見がされない」
「生後4か月になって、初めて心雑音がわかるようになる」

獣医として言えることは
「安静にして心臓に負担をかけないこと」
「健康な子よりもずっと突然死や失神の可能性が高いこと」
だそうだ。

「えー、全然元気なのになー。本当に心臓悪いのかなー」
と疑問を持ちつつ帰宅した。

まだトライアル期間中だった事、花には一緒に捨てられた姉妹がいた事。
上記の診断の件をわんずぺ~すさんに電話をして説明をした。

わんずぺ~すさんからは
「トライアルを中止しても良いですよ」
「病気がわかった以上、戻してもらって良いんですよ」
と言っていただいた。
もちろん、私達の事を気遣っていただいた上での提案だった。
命にかかわる病気の子を迎えるというのは、精神的にも金銭的にも負担がかかるということを
知っているからこその提案だった。
これについては、私達も冷静に考えた。
戻すことも選択肢の一つだった。

しかしすでにこの子を手離すことはできない。
我が家に来ると決まっていたコのハズだ。
手離すなんてできない。

上記の病気の事、起こるかもしれない事態について、
それらをわんずぺ~すさんにもご理解をいただいた上で、改めて花を我が家へ
迎えたいという考えを承諾していただいた。

そして、ここから、調べたり、聞いたり。
どうやって生活をしていくべきか。何を優先させるべきか。。。。
もちろん、花にも一分一秒長く一緒に居て欲しい。
走らず、はしゃがず、泳がず、プロレスをしないで安静に
過ごすならば、絶対に15歳までは大丈夫ですよ。という確証があるのであれば
絶対に安静に過ごさせる。絶対に。

安静に過ごしても、1歳を迎えられないかもしれない。
普通に運動して暮らしても、20歳まで元気かもしれない。
かもしれない、かもしれない。
頭の中はグルグルと堂々巡りだ。

結果、我が家では普通に暮らしていくことを選択した。

「おいしいものも、楽しい事も我慢なんてできない!」
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安静を強いて、我慢ばかりをさせながら1歳を迎えられなかったら
私はきっと後悔する。「もっと遊ばせてあげればよかった。楽しい事たくさんすればよかった」
普通に暮らして1歳を迎えられなかったら「たくさん遊んだね、楽しい事いっぱいあったね」
と思えるように努力できる(と思うけど、無理だろうけど)ような気がする。

そして、この選択もわんずぺ~すさんは快く承知してくれた。
本当は「やっぱり戻してくれ」と言われたらどうしよう。。。と心配もしていた。
犬らしく、花らしく。
どれだけの時間があるのかは、神様しか知らない。
1年かもしれない。
20年かもしれない。
お別れは、悲しいけどいつか来る。
それでも後悔しないよう、遠い沖縄からやっと我が家に辿りつけたんだから
精いっぱい楽しまないと損だ!

追伸
譲渡までの経緯についてを掲載することを快く承諾していただき、
花を保護し、我が家までたどり着けるようご尽力いただいた
「わんずぺ~す」さん、沖縄で活動されている「ワン’s パートナーの会」さんに
 心より感謝いたします。ありがとうございました。 

「遠かったけどやっとお家についたのー。みんなありがとー」
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